あの人の脱炭素発言が強烈です。「風力タービンは大地にゴミを落とすように散らばっている」と、コストの高いエネルギー源は悪だそうです。風力発電所の政府所有地のリースもストップ。当然新規増設は認めない。再エネETFは20%ダウン、自分の持っているネクステラナジー株もダウンです。そういう時期もあるさ、と思って手離さないし、少し足しておくにはいい時期かなと考えています。4年も辛抱しなくてもいいと思います。それこそ新NISA成長枠の出番です。
そこで、クリーンなエネルギーであるはずの風力発電のデメリットについて考えてみました。
1.風まかせの発電量で、風が吹かないと発電できず、天候に左右されるため、安定した電力供給が難しいです。
2.設置場所に制約があり、風が四六時中強い場所でないと効率的に発電できず、適地が限られます。
3.騒音や景観に問題があり、風車の回転音や低周波音が問題視されることがあり、周辺住民から体調不良などの意見があります。
4.バードストライクの問題があり、風車の下に鳥の死骸が散見されます。
5.設置場所が高所、海など定期的な点検や修理が必要で、メンテナンス費用がかさみます。
風力発電は環境負荷が少なく、燃料コストが不要というメリットがある一方で、発電の不安定さや騒音・景観問題などのデメリットもあります。他の再生可能エネルギー(太陽光発電や水力発電)と組み合わせることで、より安定した電力供給が可能になります。
上記風力も含めた再生可能エネルギー関連のETFは、政治、市場の動きによって大きく変動しています。
1.政治と市場の反応
トランプ大統領に代わったことで、クリーンエネルギー関連産業は逆風に。大統領は化石燃料関連の支援を公約としたもので、バイデン政権で推進されたクリーンエネルギー関連の投資計画の見直しが行われるでしょう。この分野のETFは選挙後におよそ10%の下落を記録しました。
2.長期的な展望
政策の変化や市場の変動にもかかわらず、再エネへの長期的な投資は以前として重要視されています。特に電力需要の増加やAIの技術革新により、再エネ分野の成長は続くと期待しています。Global Xのレポートによれば、世界の非水力再生可能エネルギー発電能力は2023年から2032年にかけて約3倍に増加し、2032年までに世界の総発電量の約3分の1を占める可能性があると予想されています。
まとめとして、再生可能エネルギーETFへの投資は、長期的な成長ポテンシャルが期待できる一方で、短期的には政策の変化や市場の変動によるリスクが存在します。投資を検討する際は、これらの要因を総合的に考慮し、ご自身の投資目標やリスク許容度に合わせて判断することが重要です。