今日のクイズ

Q. 江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜は、何藩の出身?

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解説:徳川慶喜は、江戸幕府最後の征夷大将軍(第15代)であり、約260年続いた武家政権に終止符を打ち、明治という新時代の幕開けに関わった歴史的な人物です。天保8年(1837年)、水戸藩主・徳川斉昭の七男として生まれました。幼い頃から聡明で優秀と評され、一橋家を継ぎました。

幕末の混乱の最中、将軍後見職などを経て、慶応2年(1866年)に第15代将軍に就任しました。

討幕の勢いが強まる中、慶応3年(1867年)10月、京都の二条城で朝廷に政権を返上する「大政奉還」を表明しました。これは、内戦による日本の植民地化を防ぎ、徳川家が新政府内で主導権を握るための苦渋の決断でした。

大政奉還後も緊張状態が続き、直後の「王政復古の大号令」に反発する形で鳥羽・伏見の戦いが勃発し、旧幕府軍は新政府軍に惨敗しました。慶喜は江戸へ逃亡後、恭順(降伏)の意を示し、江戸城の無血開城につながりました。

将軍職を退いた後は、静岡県や東京府で謹慎・隠居生活を送りました。政治の世界からは距離を置き、趣味のカメラ撮影や狩猟、謡などを楽しむ悠々自適な生活を送りました。明治時代に入り、1902年(明治35年)には公爵に叙せられ、貴族院議員にも列しました。大正2年(1913年)に76歳で亡くなりました。

ということで、答え:水戸藩