「103万円の壁」は今年の税制改正に乗っかりました。103万を超えると所得税がかかり始めるからブレーキをかける、ブレーキをかけるポイントを奥へずらすことで手取りを増やそう、と掛け声はいいものの、その裏面があまりにもお粗末な気がします。確かに手取りを増やして消費に気前よく財布が開くかもしれないけど、そこで削られる社会保障サービス分野のことが全然論じられてないですね。自分とこの自治体の減収になるのに。手取りを増やした分、自分や家族の危機に備えられますか?たぶん無理。
お金のこと、政治のこと、自分で考えることはいろいろあるけど、強力な旗振り役に付いていくほうが楽だもんね。旗振り役は考えることができる人だから、行き詰まる前に離脱するだろうけど、ついてきた人は残念ながら、という事態に。今の世相が怖いですね。